フットケアに関するおすすめの資格

どの資格を取得すべきか

フットケアの重要性が世間に認知され始め、それに伴い民間の資格やセミナーなども増えてきました。フットケアのスキルを磨きたい看護師に向けておすすめの資格やセミナーを紹介しますので参考にしてください。

皮膚・排泄ケア認定看護師

看護師だけが取得できる資格としておすすめなのが皮膚・排泄ケア認定看護師です。ハードルは高いですが、取得すれば専門的な知識と技術を有する看護師として様々な現場で活躍できます。皮膚・排泄ケア認定看護師は、ストーマ造設や褥瘡ケア、創傷ケアなどの専門的な知識や技術を学べる資格です。足の構造や疾患などについては別途学ぶ必要はありますが、フットケア外来を設けている現場ではこの資格が有利に働きます。試験を受験するためにはいくつかの要件をクリアする必要があるので、興味のある看護師は事前に確認しておきましょう。

• 認定看護師について
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• こちらは公益社団法人日本看護協会の公式サイトです。認定看護師の取得ルートや教育機関などについてまとめています。

フットケア指導士

フットケア指導士もおすすめの資格です。幅広いカリキュラムを用意しており、創傷ケアや生活指導などの他に、足や爪のケア、下肢循環不全のケア、血栓予防、疼痛コントロールといった足の疾患に関する知識や技術を学べます。受験資格には「フットケアに関する3年以上の実務経験」と定められているので、未経験の看護師はまずフットケアの経験を積める職場に転職する必要があります。2019年に一般社団法人日本フットケア学会と一般社団法人日本下肢救済・足病学会が統合され、現在は一般社団法人日本フットケア・足病医学会が運営しています。細かい内容については公式サイトを確認しましょう。

• フットケア指導士について
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• こちらが一般社団法人日本フットケア・足病医学会の公式サイトです。資格に関する情報がまとめられています。

セミナーに参加する

フットケアに関する学会で最も規模が大きいのは一般社団法人日本フットケア・足病医学会です。現場で足の治療やフットケアに取り組んでいる医療職の多くが所属しています。学会に所属することでセミナーを受講できるので、積極的に参加しましょう。また、皮膚・排泄ケア認定看護師が講師をしているセミナーであれば、エビデンスに基づいた実践的なスキルを学べます。近年は、ドイツ・スウェーデン式フットケアにも注目が集まっています。欧米は古くから靴文化が根づいているため、それに伴いフットケアの技術が日本よりも進んでいます。ドイツでは、フットケアを専門的に施す職業を「フスフレーゲ」と呼びます。欧米式のフットケア用品を取り扱う企業が民間セミナーを開いていることもあるので、それ参加するのもおすすめです。なお、こういったセミナーは一般人を対象にしているものが多いですが、中には医療職向けのセミナーもあります。