具体的な方法をチェック!
基本的な流れ
まずは基本的なフットケアの流れを見ていきましょう。足の皮膚を確認する際は、傷や水泡、潰瘍、踵の亀裂、乾燥の有無を確認します。その上で痛みやむくみ、痒みの有無を聞きましょう。皮膚の一部に色の変化がないかも忘れずに確認してください。併せて、低温やけどの跡も確認します。爪を確認する際は、まず色や形の変化を見ます。爪が必要以上に伸びていないか、割れやはがれ、肥厚、巻き爪がないかを確認してください。
足と爪の状態を確認した後、しっかりと洗って清潔な状態に保ちます。足首が浸かるくらいのお湯の中で、石けんをよく泡立てて指の間や踵などを丁寧に洗います。爪ブラシを使用する際は爪や皮膚を傷つけないように軽くこする程度にしましょう。石けんをよく洗い流した後、タオルで水分をしっかり拭き取ります。その際は、指の間もきちんと拭き取るようにしてください。
爪切りは、入浴後の柔らかくなっている状態で行います。一気に切るのではなく、何回かに分けて細かく切っていきましょう。厚くて硬い爪の場合は、やすりで薄くしてから切ります。爪の先端の白い部分を1ミリほど残し、真っ直ぐ切るようにしてください。
最後に、皮膚の水分や皮脂の補充のためにクリームや軟膏を塗布します。
応用編
次に、足のトラブルを抱える高齢者に対するフットケアのポイントを紹介します。まず、足浴の際はお湯を張った洗面器にあら塩を大さじ1杯入れて、40度程度の温度にします。両足を浸けて約5分待ち、血行をよくしましょう。指の間と爪の周囲を清潔に保つため、周囲をウェットティッシュで丁寧に拭き、汚れを落としてください。手入れが行き届きにくい部分なので、特に丁寧に拭くよう心がけましょう。
下肢のマッサージをする際は、膝からつま先にかけて優しくマッサージをしていきます。保湿のためのオイルを塗布するなどの工夫も必要です。ふくらはぎをゆっくり持ち上げ、ゆっくり下ろします。次に、膝に両手の指をあててゆっくり上に引き上げましょう。そうすることで血行がよくなります。
外反母趾による痛みや、水虫、爪白癬、爪肥厚、踵の乾燥などが見られる場合は注意が必要です。清潔な状態に保つために、指の間や爪の周囲を丁寧に拭かなければなりません。また、保湿をしつつ足元や足首を冷やさないようにする必要があります。指を1本ずつ優しく回して関節を動かすことで、毛細血管の血液の巡りをよくしましょう。
このような流れでフットケアを進めていきますが、それでも何らかの異常が見られるケースもあります。その場合は、医師に報告するなどの対応が必要です。
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具体的な方法をチェック!
フットケアの基本は、足に異常が起きていないかを常に観察し、清潔に保つことです。足のトラブルを抱える高齢者に対しては、マッサージや保湿なども求められます。フットケアの具体的な方法を見ていきましょう。
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おすすめの資格やセミナー
おすすめの資格は、皮膚・排泄ケア認定看護師とフットケア指導士です。これらの資格があれば、フットケアに取り組んでいる職場へ転職できる確率が格段に上がります。また、定期的にセミナーに参加して学ぶことも大切です。
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